花粉症治療

花粉症の治療は、耳鼻科や眼科だと思われがちですが、当院のような内科でも行っています。
鼻水やくしゃみといった辛い症状を抑える内服薬はもちろんのこと、点眼薬・点鼻薬の処方も行っています。また、採血でのアレルギー検査もできますので、お気軽にご相談下さい。
花粉症は、アトピー性皮膚炎、気管支喘息などと一緒に発症してしまう人が少なくありません。
人によっては、同時に症状が出るのではなく、ある時期は花粉症、ある時期はアトピーなど時期をずらして、違う症状が出ることもあります。
習慣性のないお薬で、つらい症状を和らげることができますので、我慢せずにお早めにご来院ください。
眠気の起こりにくいお薬や、漢方薬での治療も行っております。ライフスタイルやご希望に合わせて、お薬を処方いたしますので、お気軽にご相談ください。
季節別 花粉の種類
季節 | 症状の期間 | 原因物質 (アレルゲン) |
---|---|---|
春 | 主に樹木の花粉の飛散時期です。 花粉症を発症する人が最も多いのもこの季節ですね。 |
スギ・ヒノキ・ネズ・シラカバ・ハンノキ・コナラ・リンゴなど |
夏 | 主にイネ科の花粉の飛散時期です。 他の人より遅く花粉症の症状が出る人は、これらの花粉が原因かも知れません。 |
カモガヤ・オオアサガエリ・ハルガヤ・ホソムギ・スズメノテッポウなど |
秋 | 主にキク科の花粉の飛散時期です。 少し肌寒くなってくる時期ですが、風邪と勘違いせず、治療する必要があります。 |
ヨモギ・ブタクサ・カナムグラ・ギシギシ・カラムシなど |
2023年春のスギ花粉飛散予測
飛散開始時期
スギ花粉は2月上旬から飛散開始します。飛散のピークは、例年並みとなるところが多く、名古屋では3月上旬から中旬の予想です。
今年は大量飛散が見込まれるため、ピークの時期も長くなる可能性があるでしょう。
スギ花粉のピークが終わると、ヒノキ花粉が飛び始めます。
ヒノキ花粉のピークも例年並みで、名古屋では、4月上旬から中旬にかけてヒノキ花粉の飛散のピークを迎えるでしょう。
飛散量
飛散量は、東海では多く飛ぶ見込みです。前シーズン比(2022年春との比較)で見ると、東海では非常に多く飛ぶ見込みです。前シーズンは症状が弱かった方も万全な花粉症対策が必要になりそうです。
事前に対策をしっかりと行って花粉シーズンをお過ごしください。
花粉症治療について
アレルギー性鼻炎(花粉症)の患者さんは、原因となる植物によって、発症する時期、症状、経過が違います。
どんなお薬が効果があるのか、副作用(眠気)の程度はどうか…など、人によって異なりますので、 生活スタイルや希望にあわせて、どんなお薬を使っていくか、相談しながら、一緒に決めていきます。
また、「花粉症」と既に診断されている方は、花粉が飛び散る時期より少し前からお薬を服用することで、 症状が抑えられます。例えば、スギ花粉症の方は、2月上旬頃から予防のために、軽いお薬を飲むことで、 本格的なシーズンが来た時に、症状を和らげることができます。
花粉が飛び始める前までに花粉をブロックできるよう、早めの受診をおすすめします。
アレルゲン(原因物質)検査
当院では、アレルゲン検査を行っております。検査は採血で行い、数日で結果がわかります。
花粉に限らず、どのような原因で症状が起きているのか、アレルギーの原因物質がわかれば、症状の強い時期を予想でき、対策も変わってきます。
予防のため、重症化、難治化を防ぐためにも原因物質を一度調べてみましょう。
参考サイト
- ■花粉症*ナビ
- http://www.kyowa-kirin.co.jp/kahun/
- 協和発酵キリンによる、花粉症と症状の解説、対策、飛散予測、飛散予報等
- ■ 花粉症 症状別対策BOOK | タケダ健康サイト
- http://takeda-kenko.jp/kenkolife/book/kafunsho/index.html
- タケダ健康サイト「花粉症」のページです。花粉症に関する原因・対処法・予防法・まめ知識などの情報を掲載しています。